book

サマー/タイム/トラベラー2

1ヶ月くらいかかって読了。 最近、目が疲れていてあまり本を読まなくなった。 ディスプレイばっかり見続けているからだろう。 文句なしに傑作だった。 既存のタイムトラベル物の傑作にひけは取らず、 トルーマン・カポーティの『遠い声、遠い部屋』並の少年…

真珠湾の暁

真珠湾攻撃、空母という存在、テトの大攻勢に関して書かれた物と、掌編2つ。 なぜ日本が日米開戦に踏み切ったかという『真珠湾の暁』 真珠湾の攻撃においては、第二次攻撃で重油タンクをたたき、戻ってきた空母を始末するべきだったという指摘がよく為され…

陰山琢磨『蒼穹の槍』

冒頭、ソビエトのアフガニスタン侵攻。 ある男の村が全滅する様が描かれる。 そして場面は変わり、今から15年の後、アフガニスタンでは再び内戦が勃発。 各陣営は麻薬資金を背景に豊富な兵器を取り揃え、 調停に乗り出した国連派遣軍を苦しめていた。 国連派…

『イリヤの空、UFOの夏』

いよいよ詳細な情報が出始めた。 脚本は横手美智子。 むう。横手美智子にはパトレイバー以来、感心させられ続けているが (「逮捕しちゃうぞ」のノベライズのドロドロした心理描写も良かった) さすがにこの作品は少年の恥ずかしく青臭い心理描写をいかに軽…

『イリヤの空、UFOの夏』

先日知ったけれども、秋山瑞人の『イリヤの空、UFOの夏』がアニメ化されるとの事。Σヽ(゜Д゜; )ノ むう。 ありゃあ単純なボーイ・ミーツ・ガール物の構成ではあるけれど、 秋山瑞人の小説らしく、価値観の相克が素晴らしかったので大期待。 リアリティのない…

『ばいばい、アース』

冲方 丁『ばいばい、アース』の上巻に着手。 『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞に輝いた筆者の、 巨大長編。いや受賞作でも長い(全3巻)と思ったのに、 この分厚いハードカバー2冊という構成はどうよ。 しかし、この説明もなく展開していく物語…

『銃姫』

あとちょっとのところで置いていた『銃姫』を読了。 やはり表紙にだまされた。 一般的にはどうなんだかわからないが、なんでも有りにするがためだけの 御都合主義的ファンタジー世界を私は好まない。