よみがえる空 6話

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本郷三佐の過去話。バードストライクで相棒を失った12年前の本郷。モノカラーの葬儀風景と、さかんに書き立てる新聞記事の対比。故人の希望で葬儀にながされる「ひょっこりひょうたん島」・・・ってシュールな・・・。最近、再放送したけれど、93年ごろって普通あまり知らん時期だったのでは。まさか「ひょっこりひょうたん島」が実は死後の世界であるという井上ひさし設定に引っかけてるんじゃなかろうな。しかし悲しげな音楽流すより悲壮感が感じられ、ねらい所は理解できる。
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2005年お盆。本郷は死んだ相棒に線香をあげに来ていた。いまでも事故の夢を見るという本郷と、もう死んだ夫のことを思い出すことはほとんど無いという妻。帰路、運転中のバードストライクから、機種転換を命じられたときの記憶がよみがえる。
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事故で車椅子生活になった父親と散歩しながら、「帰ってきて酒屋を継ごうか」と冗談めかして言う内田。その言葉を聞き逃さなかった父。そして深夜、夫婦は二階の息子を心配する。
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本郷の私生活。嫁さんは別嬪だし娘はかわいい。互いにいたわり合ってるし、気遣いもある。いい家庭だな。
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一人自室で思案を巡らす内田。箪笥の上にはライトフライヤー。天井から吊されるのはスピリット・オブ・セントルイス。本当に飛行機が好きなんだねえ。
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今回めぐみにも見せ場多し。ラブラブなドライブ、しかしUターンに失敗してガードレールに擦って頭を抱える。帰宅しては妹に空白の5時間を問いつめられ姉妹漫才。こっちもいい家族だな。
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短い休日が終わり、ふたたび日常が訪れる。厳しい訓練の毎日。自信喪失しまくりな内田だが、「上達している」と三曹に言われ、また本郷が空自でも三本の腕に入る回転翼機パイロットだと知り、なにかを思う。ひさしぶりに合った同期のF-15パイロットに本郷がF転であることを知らされ、また回転翼乗りを一段低く見ているような態度に気分を害し、「お前は助けん」と洒落にならないジョークを口にする。
自室でぺディキュアし、渇くのを待ちながら航空自衛隊本を読むめぐみ。そこへ掛かってくる内田母からの電話。ここで彼女も多くの視聴者と同じく、なに〜「まだまだです」ってポジティブな意味やなかったんかい!?と心の中でツッコミを入れたに違いない。ほんと腰の落ち着かん奴じゃ。
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ヘリはあんなに完璧なのに、なぜか変なロールをするF-15。この監督はP2でも演出をやってた筈だが・・・Priest21,This is Trebo.ClearFire.Kill Wyvern.
そして日常が破られる。同期の乗ったイーグルが海上ベイルアウト。くつろいでいたスタッフ達に緊迫感が走るシーンは、警察物や消防物の映画などでも定番だが、それは魅力的なシーンであると言うこと。
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あいかわらずヘリの発進シークエンスがメチャクチャ格好いい。機付長もいい。緊迫感のある働く女性はいいね。