立喰師列伝
監督・原作・脚本:押井守
企画・出演:石川光久
音楽・出演:川井憲次
演出:西久保利彦
出演:吉祥寺怪人、兵藤まこ、鈴木敏夫、榊原良子、樋口真嗣、寺田克也、河森正治、品田冬樹、神山健治、山田正紀、今野敏、乙一、滝本竜彦、佐藤友哉、森岡浩之、大川俊道、沖方丁、大森望、きうちかずひろ、きうちえり子、藤本義勝、金子功、押井友絵、押井ガブリエル、押井ダニエル、押井水無月
声:山寺宏一
2006年日本
個人的には面白かった。
内容は原作本と予告編から受けた印象のまんま。
それプラス、押井監督の身近なネタがアクセントになっている。
ややギャグタッチのニセドキュメンタリーなのに、それでも全体として緩急がコントロールされてるのはなんというか・・・例によって映画作りのレベルは高い。
後半、神山監督が出まくってるので神山ファンには必見かもしれない。
でもこれって押井監督の立ち食いネタを見知ってない人間が楽しめる物かどうかはわからない。
時代背景としてウルトラマンが出てくるべき所に庵野秀明のウノレトラマソが出てきたり、
ケツネコロッケの下りで西尾鉄也が仕事机の前でカップラーメンすすってる絵が入ったり・・・
まあ初めっから登場人物は監督の個人的な知人友人ばかりの作品だからあれだが。
山田正紀、今野敏、乙一、滝本竜彦、佐藤友哉、森岡浩之の作家軍団が出ていたり、
押井家の犬猫娘が動員されてたり・・・プロのベテランが確かな技術で作った
面白いインディーズ映画という感じだ。
ところでなんで実写映画なのに演出なんて職分があるんだろう?
映画観賞後、グッズ販売コーナーのオシイヌぬいぐるみの前で、しばらく買おうか買おまいか音頭を踊ってしまった。危ないところだった。