マリア様がみてる-春-最終回

最終回とその前の回をやっと見た。
私は「マリみて」は楽園の物語だと思っていて、
かつ過去のそれらの作品と異なり、学園の外の現実の世界の存在を、
割と色濃く出すことによって、その物語世界の説得力を強めていると思う。
現世は煉獄だがこ〜ゆ〜世界も存在しえるよなあ .。.:*・゜゜・(´ー`).。*・゜゜・*:.。.
と、日ごろの苦痛を忘れ、他者の幸福をおすそ分けいただく形で
緊張からの開放を得られる。
それこそがこの少女小説の人気の秘密でないかと思う。
しかし、この最終エピソードは祥子さまと祐巳の関係がギクシャクする話であり、
日ごろ人間関係のストレスに悩むサラリーマンにとっては辛いエピソードである。
いわく「自分の問題でも大変なのに、なんで作中の人物の心配まで
せにゃならんのじゃ〜!」というところ。
というわけでなんだかなぁと思い、しばらく見るのを避けていたが、さっき見た。
結局、祐巳はこの事件から成長を遂げ、すこしばかり視野を広げることが出来た。
祥子は絆の確認が出来た。
∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい
というオチであった。
慣れちまったな・・・・・
ひさしぶりに『蓬莱学園の初恋』でも読むか。