マッハ!!!!!!

タイの田舎の貧しい村に24年前に作られた、どうということのない仏像オンバク。
その頭が村出身のヤクザ者ドンに盗まれた。
ドンはバンコクで国宝級の仏像を盗んでは海外に売り飛ばす
密輸団の手下となっており、ボスのコム・タンにオンバクの首を見せるが、
“何の価値もない石ころ”と断じて追い払う。
取り返すための使者に志願したのは、寺で育てられた孤児のティン。
ティンは村出身のジョージ、孤児のムエらのドタバタにに巻き込まれ、
助け助けられながら、ドンの行方を追う。
ジョージはティンが村人から貰ったなけなしの金を賭博に使ってしまい、
ティンはその金を取り返すために違法な賭け試合に参加、
そこでコム・タンのおかかえ選手を秒殺したために目をつけられる。


一つ、つCGは使いません。
二つ、死んでもワイヤーは使いません。絶対!!
三つ、主役は俺だ!スタントマンは使いません。
四つ、早回しを使いません。
五つ、最強の格闘技ムエタイで戦います。
街でのチェイスではトニー・ジャーの無駄に高い身体能力を見せ付けられる。
演出とカット割がアクションを誇張したものになっていないから、
ただすごいアクションがそのまんま映像になっている。
そして予備動作もあるし重心もとれてるし、
確かにこれはワイヤーでも特撮でもないわ。
格闘シーンはヤバイの一言。
あのヒジ、ヒザ、蹴りは絶対に当たっている、ていうかスタッフロールで流れるNG集では、
何度も相手役がKOされてるし((;゜Д゜)ガクガクブルブル。
そしてこれほど多くのトゥクトゥクが画面狭しと暴れまわり、
転倒し、破壊される映画は見たことがない。
良い映画だった。
ジャッキー・チェンの極初期の映画、『蛇鶴八拳』『成龍拳』あたりに印象は近い。(
トニ・ジャーが追いかけられるシーンでは、多分にプロジェクトAあたりへのオマージュを含んでいたと思う。


今日の感想はノリが悪い・・・