パッション

監督/制作/脚本:メル・ギブソン
出演:ジム・カビーゼル、モニカ・ベルッチマヤ・モルゲンステルン
2004年/アメリカ・イタリア
動物園前シネフェスタで2004/6/5 20:40より鑑賞(公式サイト)

世界で最も有名な物語の映画化である。
ユダが銀貨30枚でナザレのイエスを大司祭に売り渡し、彼の人が十字架に掛けられそして三日後に・・・・

エスの最後の12時間を描いた映画である。全編アラム語ラテン語というとんでもない映画だったが、
ところどころ聞き取れることに驚愕。すぐに理由に気付く。
魔術の呪文のフレーズで覚えてるからだだ。(ぉ
なにか科白で熱く語るわけでなく、ドラマがあるわけでもない。
ただ鞭打たれ、地面にはいつくばりながら十字架を運ぶ一人の男の映画である。
むしろ、観客に自己との対話を強いる作品であった。
思い切ったレイアウト。印象的なカットの積み重ねで作られた映像。
正直、メル・ギブソンがここまで力量のある監督だとは思っていなかった。
内容に付いての感想を述べることは避けるが、前半、私が注視していたのは
ローマ兵のヘルメットと甲冑である。
後半はアップを多用したレイアウトとその編集に注目していた。
良い映画だった。