防衛白書を読む。

石破長官は、図版もいっぱい入っていて読みやすくて\1,200なのに売れてないと嘆いていた。
次はマンガ版を出すとか言っていたが、実物を手に取ると売れない理由はすぐわかる。
私は中高生時代、ブルーバックスを端から読んでいたし、百科事典を読むのも好きだった。
つまりはこういう実生活と関連のない解説本を読むのは比較的好きなほうである。
が、この本、何しろでかい。電話帳サイズである。
厚みこそタウンページ並だが、このでかさは普通人が容易に読もうと思うものではない。
およそ安全保障に強い関心を抱いている人間か、よほどの書痴しか読まんのではないか。
内容についても現状の資料としては秀でているが、今後どうなっていくかとか、
どうなるべきだという話はなく(政府刊行物だから当然なのではあるが)
資料的にも分析的にも中途半端なものになっていて、そういう方面の人
もあまり買いそうにない内容なのであった。
読んだら結構面白いのではあるが。